BABYMETALが海外でウケたわけとは!?

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女性メタルダンスユニット・BABYMETALが今月世界同時発売したアルバム「METAL RESISTANCE」が米ビルボードの全米アルバムチャート39位となり、日本人としては故・坂本九以来53年ぶりのTOP40入りの快挙となった。更に、聖地といわれるイギリスのウェンブリ―・アリーナでの日本人初の単独公演でも12000人の観客を動員、5月からは3度目のワールドツアーを行う。日本よりも先に海外で人気になった理由とは何だったのか? 改めて検証してみたい。

 まず、本格的なメタルを可愛らしい少女たちが歌い踊るというそのギャップが海外市場で人気になったということ。

 BABYMETALはもともと、中学生までの成長期限定アイドル“さくら学院”から派生したユニット。さくら学院は学校生活とクラブ活動をテーマにしており、クッキング部やバトン部などのユニットとしても活動している。
そのうちのひとつ、重音部がBABYMETALの原型となっている。アイドルとメタルの融合がコンセプトとし、これが斬新だったといわれるが、必ずしもロックとアイドルのコラボは珍しいものではなかった。ただこれまでは、アイドルとしての基本を守りつつのロックテイスト。
アイドルとしてのファンが離れない程度に抑えたものだった。それに対して、BABYMETALはアイドルとしてはさくら学院の方で発揮し、クラブ活動(重音部)では本格的なへヴィメタルに取り組んだ。アイドルらしからぬヘッドバンキングなどのパフォーマンスや決めポーズでメタルの様式に則ったり、何より本格的なサウンドを取り入れた。演奏する「神バンド」は日本でもトップクラスのテクニックを持つとされるミュージシャンが採用されている。

 本格的なメタルサウンドは、アイアン・メイデンなどを聴いていた層もうならせるほど。なおかつ、そこで可愛らしい少女たちが歌い踊るギャップは、そういうアイドル文化のない海外では、ネットを通じて新鮮に受け入れられた。それを物語るのは再生回数が4700万回を超えた「ギミチョコ‼」の動画に並んだ英語のコメントからもうかがえる。
 既存のアイドル市場ではない、一択の存在を狙った戦略の巧みさも。
 SU-METAL(18)のボーカル力とYUIMETAL(16)、MOAMETAL(16)のダンス力という日本式のフォーマットも、外国人には幼く見えるだけにそのパフォーマンスは驚愕となる。メタルの神という“キツネ様”のお告げという設定や、新曲「KARATE」で見せた空手風の振りなどエキゾチックな“和”テイストとしても受け入れられた。海外のファンからは自国にはない独自のアーティストとして認知されるようなり制作サイドの思惑以上の反響となっていった。
 日本国内では、海外からのこうした反響が逆輸入される形で火がつき、さくら学院時代からのコア層のほか、メタルファンさらにはジャンルを問わず「BABYMETAL」を面白いと感じた一般層まで支持層が広まっている。日本でも海外でも既存の市場で争うのではなく、“BABYMETAL”として一択の存在になることで支持を集める、戦略以上に効果があったようだ。
 ある意味一心不乱に歌い踊る少女たちの純粋な輝きに魅了されるのは、万国共通なのかもしれないが・・・。


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