「花咲舞が黙ってない」が好調!?

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2015年夏ドラマの視聴率が軒並み一ケタと苦戦している。初回10%を超えたのが6作のみで、そのうち3作は2話目で一ケタに転落している。初回16.9%で1位だった「デスノート」も3話目で8.7%に落ち、伝説的コミックのドラマ化で話題の「ど根性ガエル」も初回13.1%から3話目で6.4%にまで落ち込んだ。他も殆どが一ケタ視聴率に苦しむ中、唯一安定しているの「花咲舞が黙ってない」(ともに日本テレビ)。初回が14.7%で3話目まで14%台をキープ、「水戸黄門」を彷彿させる勧善懲悪がマンネリとも言われているが、安心して見られると支持されている。
 
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 「花咲舞」は今回が第2シリーズで、第1シリーズは昨年4月気に放送され、平均視聴率16.0%を記録している。主人公の花咲舞を演じた杏は、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」の放送終了から間を置かずに出演した。原作は、最高視聴率42.2%の歴史的ヒットとなった「半沢直樹」(TBS系)と同じ池井戸潤氏で、銀行員が主人公なのも共通。当時は女版・半沢直樹とか半沢の軽量版とも言われた。1話完結で、花咲の「お言葉を返すようですが」の決め台詞から、「立場を利用して部下に間違ったことをやらせているのはあなたでしょう」などと、ズバッと言って一件落着、というのが定番になっている。

 このような勧善懲悪で1話で完結していくドラマは、いわゆる「水戸黄門」型のフォーマットとして数多く作られているが、マンネリという声も多い。それでも予定調和であっても、スカッとする決着に安心感を得られる方が今の視聴者を引き付けているようだ。スマホやゲームの普及でテレビ離れが進み、ドラマ全体の視聴率も下がってきている状況では、波乱万丈の展開や徐々に謎が解き明かされていく展開では、「次回も観たい」と視聴者を引き付けることは容易ではなくなった。

 「相棒」シリーズや「ガリレオ」「ドクターX」「HERO」などのヒットドラマは、1話完結の定型パターンで、1週見逃しても、翌週からでも楽しめる。また、展開がお約束の定番だからこそ、内容は練られていなければならないが、十分練られたマンネリは一度捉えた視聴者を離さない傾向も。「花咲舞が黙っていない」はこれまでのところは、制作姿勢にブレが無く定番を追求している。この姿勢も安定した視聴率に繋がっているのかもしれない。今どきは、動画配信サイトでドラマは観れる。見逃しても後から観ることは十分可能になってきている。評判を聞いてから観ることさえも。こういう時代に、リアルタイムでドラマを観てくれる視聴者をいかに確保するか、そこが問題なのだが・・・。

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